中小企業診断士 菱山英弥のやる気が出るブログ

中小企業診断士である菱山英弥が、これから中小企業診断士を目指す人・経営者・ビジネスマンに役立つ情報・実体験をやる気と元気出るよう楽しく提供していきます!

ものづくり補助金 〔一般型・グローバル展開型〕5次締切の公募要領が公開

こんばんは、菱山英弥です。

ものづくり補助金〔一般型・グローバル展開型〕5次締切の公募要領が公開されました。
申請開始日は令和3年2月2日(火) 17時、申請締切日は令和3年2月19日(金) 17時です。
期間が短いので、申請を考えるのであれば、事前に準備をしておく必要があると思います。
特に、申請に必須となるGビズIDプライムアカウントの取得は2週間程度時間がかかるので、
早く動いた方がいいと思います。

ものづくり補助金は、中小企業等の担当者から
「これまで申請を幅広く受けすぎた面がある。年内に始める次の公募から要件を厳しくしたい」
といったコメントも出ており、導入から8年たって制度のあり方が問われている状況です。

ものづくり補助金、身内から効果に疑念(11月13日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66089820R11C20A1EE8000

公募要領を確認しましたが、
大きな変更点として、特別枠・事業再開枠はなくなりました。
また、4次申請の公募要領にはなかった、以下の記載が追加されています。

●公募要領1ページ
○「採択結果」は、ご申請いただいた事業計画に記載のある金額の全額に対して、補助金の交付決
定を保証するものではありません。採択結果にもとづき「補助金交付申請」をいただき、その内
容をあらためて事務局で精査し、必要に応じて事業者にご照会・ご連絡等を行ったうえで交付額
を決定し、通知いたします。

申請内容に対して、事務局からのチェックが厳しくなった可能性があります。

●公募要領4ページ
また(6)に定める事業者に該当する者は過少資本企業として補助対象者から除きます。
(6)応募申請時点において、確定している(申告済みの)直近過去3年分の各年又は各事業年度
の課税所得の年平均額が15億円を超える中小企業者、小規模事業者

わかりやすく言うと、資本金額は小さいけど、売上が大きい企業は対象外ということです、
例えばヨドバシカメラは売上高7,000億円ありますが、資本金が3,000万円なので、
中小企業基本法の分類で言うと中小企業になります。
こういった企業は、中小企業向けの補助金申請の対象外ということです。

●公募要領14ページ
工場建屋、構築物、簡易建物 ビニールハウス、コンテナ、ドームハウス等の取得費用、
およびこれらを作り上げ るための組み立て用部材 の取得費用

これにより、建築物が補助金対象外であると明記されました。

加点項目にも変更がありました。

●公募要領19ページ
政策加点「小規模企業者・小規模事業者加点」が廃止になっています。

ものづくり補助金の予算は、ものづくり補助金・持続化補助金・IT導入補助金で共通の予算を分配しています、
ものづくり補助金への分配割合を下げるということもありえます。
申請するのであれば、審査項目を意識した説得力ある事業計画書を仕上げることが、
ますます重要になっていると思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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