皆さん、こんばんは！
企業診断士の菱山英弥です。
本日、第3回事業再構築補助金の公募要領が公開されました。
公募期間をみると、令和3年7月30日(金) ～ 令和3年9月21日(火)18:00まで(厳守)となっています。
よって、第3回の〆切は9月21日となります。
想定していたよりも期間が長いため、余裕をもって作業できそうです。
来月中には、第2回の事業再構築補助金の採択結果の発表もあると予想されるので、再挑戦になった場合もしっかりと手直しする時間を確保できそうです。
第3回の公募要領を見たところ、大きな変更点として新たに、【大規模賃上げ引き上げ枠】【最低賃金枠】が設定されました。
また、緊急事態宣言が出された影響があったとみられ、当社は2回までとされていた【緊急事態宣言特別枠】も残っています。
なお、【最低賃金枠】は、加点措置を行い、【緊急事態宣言特別枠】に比べて採択率において優遇されるそうです。
また、通常枠の補助金の上限額も変更がありました。
第2回まで、通常枠は
【中小企業者等】100万円 ～ 6,000万円
【中堅企業等】：100万円 ～ 8,000万円
でしたが、第3回からは従業員数で上限が変更になり、
中小企業者等、中堅企業等ともに
【従業員数20人以下】100万円～4,000万円
【従業員数21～50人】100万円～6,000万円
【従業員数51人以上】100万円～8,000万円
となっています。
従業員数20人以上の中小企業にとっては追い風となる変更ですね。
補助率については、第2回は
【中小企業者等】 2/3
【中堅企業等】 1/2 (4,000万円を超える部分は1/3)
でしたが、第3回からは
【中堅企業等】 1/2 (4,000万円を超える部分は1/3)
【中小企業者等】 2/3 (6,000万円を超える部分は1/2)
と大きな変更はありません。
また、補助対象要件も変更がありました。
第2回目までは「2020年10月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前（2019年又は2020年1月～3月）の同3か月の合計売上高と比較して10％以上減少」という条件でしたが、第3回からは「2020年4月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前（2019年又は2020年1月～3月）の同3か月の合計売上高と比較して10％以上減少しており、2020年10月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前（2019年又は2020年1月～3月）の同3か月の合計売上高と比較して5％以上減少していること等」と、条件が追加されています。
【大規模賃上げ引き上げ枠】【最低賃金枠】など、多くの選択肢が出てきた反面、だいぶ複雑になってきました。ただ、最低賃金枠は「2020 年 10 月から 2021 年 6 月までの間で、3 か月以上最低賃金＋30 円以内で雇用している従業員が全従業員数の 10％以上いること」といった細かい条件も設定されています。
最初にどの枠で申請するのか、しっかりと検討する必要が出てきたと考えられます。
第3回の申請に向けて、準備を進めていきましょう。
私の方でも、事業再構築補助金の申請支援を実施しておりますので、興味があれば、お問い合わせください。
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