中小企業診断士 菱山英弥のやる気が出るブログ

中小企業診断士である菱山英弥が、これから中小企業診断士を目指す人・経営者・ビジネスマンに役立つ情報・実体験をやる気と元気出るよう楽しく提供していきます!

一度採択された後に辞退届を出して、その後同じ申請書で再申請はできるのか

皆さん、こんばんは

中小企業診断士の菱山英弥です。

毎日充実していると、時間が経つのが早いですね。

昨日は事業再構築補助金とものづくり補助金の申請支援に向けたMTGが2件ありました。
1件は申請内容の検討、もう1件は申請することが決まっており、その為に必要な書類の依頼や加点項目の依頼などを行いました。
その合間には、ものづくり補助金の交付申請や事業再構築補助金の実績報告の対応もあり、楽しく仕事をさせていただいています。

実は今日、知り合いと補助金の申請で意見が分かれたことがありました。
とても為になったので、せっかくなので、皆さんにも情報を共有をしたいと思います。

意見が分かれた内容とは「小規模事業者持続化補助金で一度採択された後に辞退届を出して、その後同じ申請書で再申請したとき、どう採点されるか」です。

採択されたけれど、購入予定だった設備の納期が間に合わない事業者様の相談を受けて、意見が分かれました。


私は、一度採択された後に辞退届を提出した場合、まったく同じ内容の申請書では採択されないと思っていました。
申請するのであれば、以前とは違う事業計画を提出する必要があり、かつ、減点調整の対象にもなると思っていました。

以前、事務局に確認した時、そのような回答を頂いた覚えがあり、また、小規模事業者持続化補助金の公募要領でも以下のような記述があります。


「※過去に実施した補助事業と同じ事業であることが判明した場合には、不採択となります(採択後に判明した場合も、遡って採択を取り消します)。」

※より多くの事業者に補助事業を実施いただけるよう、過去の補助事業(全国対象)の実施回数等に応じて段階的に減点調整を行います。

ところが、私とは別の専門家の方から「補助金をもらわずに辞退した場合、採択されたこと自体がリセットされる為、同じ事業計画書で申請してもしいいし、減点の対象にもならない」という意見を頂きました。

そこで、事務局に確認したところ、回答としては
「一度採択された事業計画書で再申請は不可(違う事業計画書で申請するのはOK)」
「辞退した場合、実績報告書を提出した後の辞退であれば、事業を実施しているとみなし減点調整の対象になる」
「辞退したのが実績報告書を提出する前の場合、減点調整の対象にはほぼならない(事務局判断で減点調整の対象になる可能性はあるので、絶対ではない)」
という回答を頂きました。

辞退したタイミングによって減点調整の対象になるかならないかが決まるというのは私も把握していなかったので、本当に勉強になりました。

補助金申請は、公募要領が基本となりますが、読み込んでも細かいニュアンスで判断に迷うことがよくあります。
そう言ったときは、しっかりと事務局に電話して確認することが大事です。
実施する回によって条件が変更になることもあるので、疑問に思ったことは事務局にしっかりと確認する習慣をつけると良いと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。

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中小企業診断士 菱山英弥
売れる!人気プロ研修講師・コンサルタント養成講座9期生
補助金支援、採択件数68件、採択実績7億4千万円
東京都中小企業診断士協会 中央支部はるまつり 講師オーディション2位。
大手企業の新人研修講師に2年連続で登壇。
東京都中小企業診断士協会ビジネスミートアップ&セミナー講師登壇。
保有資格:日本生産性本部認定コンサルタント、情報セキュリティマネジメント

 

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